備忘録

キショ=ポエム

いつも君は笑ってて

初めて同い年の男の子を好きになりました。
ここにおける「好き」は恋愛的な意味ではなく「アイドルとして」ですが。

 

好きになったきっかけは、正直覚えていません。

秋元康だって

恋はどうはじまるのだろう? 
いつの間にか好きになってる 
どういうきっかけかなんて 
いつだって覚えていないし
「春はどこから来るのか?」- NGT48

と綴っているし、案外そんなもんなんだろうな。

 

「好き」という感情は自分が思っている以上に感覚的なもので、「〇〇だから好き」とかそういう理由って大抵は後付けされたものだと思うんですよね。

どうしてその人のことを好きになったのか言語化したい気持ちも大きいのですが、言語化できない魅力を感じたからこそ好きになったんだしなあとどこか諦めている節もあります。

 

私は余計な自意識をそぎ落としてくれるものが愛だと信じているのですが、まさしく彼を好きになってから自分の口から好意的な単語を出すことへの躊躇がなくなってきた感覚があります。

まあ、自分の感情を口や文字にして出力した瞬間呪いに変わる感覚が自分のなかであるので、「好き」「格好良い」「可愛い」「面白い」以上の言葉を本人にかけることは暫くないと思います。

 

100年先、今の時代を生きている人間はきっとほとんど残っていないので、「100年先も愛を誓」われても正直困ると思っていたのですが、大好きな人に「100年先の未来さえ君と駆け抜けたい」と歌われて浮足立っている自分がいるんですよね。その瞬間から「100年先」と言わず、未来永劫自分の見据える道が急に色鮮やかになってしまったから笑うしかない。とりわけアイドルに永遠なんてないと思っている性分ですが、限りあるものだとしても「永遠」を感じさせてくれたその人を大切に愛したいです。

 

あと、メンバーカラーの都合で今までなら絶対に身に着けることのなかった色の服や小物を買うようになりました。日々の暮らしに物理的な彩りをありがとう。

 

20歳のあなたの日々が、どうかとびっきりの幸せで溢れていますように。